【診療時間】
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ダーマペンとは、微小な針を使って皮膚に細かな穴を多数開けることで、皮膚の自然治癒力を利用して肌の生まれ変わりを促す治療方法です。
フラクショナル治療(皮膚に細かい傷を多数つけて、それに対する皮膚の再生力を利用して施術前よりも肌状態を改善させる治療)のひとつです。
針で細かな穴を開けるだけでも効果がありますが、同時に様々な美容成分を皮膚に浸透させることで、目的に応じたより高い効果を期待できます。
ダーマペンが特に効果を発揮するのは、くぼみのにきび跡、毛穴、小じわなど皮膚の凹凸に関する問題です。
治療を繰り返すことで、凹凸が改善し、なめらかな皮膚に近づいていきます。
治療時は相当痛みがあるため、通常は希望部位に麻酔クリームを塗布し、30分から60分間待ちます。
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麻酔クリームをふき取り後、目的に応じた薬液を施術部位に塗布し、ダーマペンを皮膚に当てていきます(薬液なしでダーマペンのみの施術も可能です)。
ダーマペンにより細かな穴が多数開くことで、薬の成分が皮膚に効率よく浸透します。
顔全体の治療で15分程度です。
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最後に冷却し、炎症止めを塗布して終了です。
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月に1回程度の頻度で、繰り返し行います。
症状によって異なりますが、5回以上は見ておく必要があります。
治療後は赤み、かさぶた、皮むけなどが1週間から2週間程度続きます。
もっとも、治療時の針の深さによってダウンタイムの期間は変動します。
一般に、深く針を刺すとダウンタイムも長くなります。
また、体質によっては、色素沈着がしばらく続くことがあります。
治療後はUVケアをしっかりするとともに、美白剤塗布をお勧めしています。
色素沈着が生じやすい方の場合は、美白作用のある内服薬をお勧めすることもあります。
肌に何かを作用させる治療では、何らかの副作用の可能性はあります。
ダーマペンは針の長さを調節することで、肌へのダメージを調節できます。
一般に針が短い(皮膚に浅い穴を開ける)ほど肌へのダメージは軽くなります。
ただし、針を短くすることで効果も下がることが多いですので、針の長さをどうするかは担当医と十分にご相談のうえ、お決めください。
また、ダーマペンやEco2などのフラクショナル治療以外の治療はダウンタイムが軽いものが多いですので、ダウンタイムがご心配な方はまずはフラクショナル治療以外の治療を試してみるのをお勧めします。
ダーマペンをしみやくすみなどの茶色い色素系治療の目的で行うことは原則としてお勧めしません。
皮膚に細かい傷をつけることによってかえって色素沈着を生じることが珍しくないからです。
例外としては、白人の方、アジア系でも顕著に肌の白い方であれば色素沈着のリスクが低いため、しみやくすみ改善の目的でダーマペンをお受けになってもいいかもしれません
しみやくすみなどの治療には、基本的にはライムライトやレーザートーニングなどの色素選択性(茶色い色素に強く反応する)機器の治療を強くお勧めいたします。
ニキビ跡の赤みに対してはお勧めしません。
ダーマペンを使用すると多くのケースでは少なくとも一時的に赤みはより強くなります。
中には相当長く赤みが長引くケースもあります。
ニキビ跡の赤みが気になっている場合は、ロングパルスヤグレーザー(ジェネシス等)をお勧めします。
なお、赤みと窪みが合併しているにきび跡の場合には、赤みの一時的悪化をご理解いただいたうえでダーマペンを行うこともあります。