多汗症

多汗症

多汗症には全身性に汗が増加する疾患と、局所性に汗が増加する疾患があります。
美容皮膚科で治療の対象となるのは、後者の局所性のものです。

局所性に汗が増加する部位で問題になりやすいのが、ワキ、デコルテ、背中、手のひら、足の裏などです。

多汗症に対しては、塩化アルミニウム外用療法、イオントフォレーシス、交感神経遮断術などの治療法がありますが、副作用や効果において必ずしも満足のいくものとは言えない場合があります。

多汗症に対する比較的新しい治療法として、ボツリヌストキシンという薬を局所に注射する方法があります。比較的簡単な治療ですが、効果が高く、副作用もほとんど見られないことから、美容皮膚科では近年盛んに行われています。当院でも多汗症の治療にはボツリヌストキシン注射を行っています。

◆ボツリヌストキシンの詳細についてはこちら

治療の際は、ご希望があれば事前に麻酔クリームを塗布して行います。手のひらや足の裏は痛みが強いので、麻酔クリームを併用しないとかなり辛いです。
局所に少しずつ場所を変えながら注射していきます。例えばワキの場合、片側のワキで20から30か所くらいに注射をします。

【担当医より一言】

圧倒的に希望される方が多いのはワキです。暑くなり始める少し前くらいにボツリヌストキシン治療を受けていれば、夏場を相当快適に過ごすことができます。

よくあるご質問

1回で治りますか?

ボツリヌストキシンの治療の効果は永続的ではありません。また、多汗症はある種の体質ですので、薬の効き目が切れてくるとまた前のように汗が出るようになりますので、気になる場合は継続して注射が必要です。その場合でも汗をかきやすい夏場だけに限定して注射することもできます。

効果の持続期間はどれくらいですか?

個人差が大きいですが、一般的に約半年程度です。

副作用はありますか?

普通にありうる副作用は注射時の針の跡や内出血です。小さいものは数日で消失しますし、大きく内出血しても(非常にまれです)1月程度の間に吸収されます。他に非常にまれだがありうる副作用として、感染、アレルギーなどがあります。

痛みが心配です。

注射を使いますので痛みはあります。ただ、ワキについては、麻酔なしで受ける方も多くいらっしゃいます。手のひらと足の裏は痛みが非常に強いので、麻酔クリームを塗布してから受けることをお勧めしています。

ある部位の汗を止めると、他の部位の汗が増えませんか?

可能性はあります。汗は体温の調節に重要な働きをしており、汗をかくことで体温を下げる効果があります。そのため、たとえばワキの汗を止めることによって背中の汗が増えるということはあり得ますし、患者様からそのようなお話を伺うこともあります。もっとも、頻度としては多くはありません。

どれくらい汗は出なくなるのでしょうか。全く出なくなりますか?

注射量によりますが、おおむね9割くらい汗は減少します。全く出なくなることを保証するものではありません。

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