くま

目の下の皮膚は薄く、皮脂線も少ない部位です。そのため、皮下組織の色が透けやすいうえに、摩擦などの刺激も受けやすく、乾燥、角質肥厚、色素沈着、くすみなどの症状がでやすい部位です。そのような症状をくまと呼んでいます。

くまの種類

■茶ぐま

皮膚に色素沈着を起こしたことで茶色く見えるくま。表皮のメラニンが増加している状態が原因で、本来はいずれ剥がれ落ちるメラニンが新陳代謝の低下によって剥がれ落ちずに色素沈着を起こします。また、メイクをしっかり落としていなかったり、目を頻繁に擦ったりすることも茶ぐまにつながります。

治療例

レーザートーニング

〇レーザーを平面に均等に照射し、くまのメラニンに刺激を与えることなく破壊、排出し、皮膚表面の余計なメラニンを含む角質を除去します。

ピコトーニング

〇くすみに有効的なピコトーニングを照射し、くまを薄くします。

イオン導入

〇ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの美白成分や、ターンオーバーを促進するビタミンAを導入し、メラニン生成過程をブロックするとともに、ターンオーバーを正常化して、メラニンの排出を促します。

エレクトロポレーション

〇エレクトロポレーションは、皮膚に特殊な電圧を与え、成分の通り道を一時的に作ることで、有効な美容成分を皮膚にダイレクトに送り届ける治療です。

ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの美白成分を導入することにより、茶くまが改善されます。

■影ぐま

加齢による下瞼のたるみやくぼみにより、影ができたように見えてしまうくま。眼窩脂肪が加齢によってたるみが生じ、脂肪が前方に突き出してきたため、その下に凹みができた状態です。目袋とも言われます。

治療例

ヒアルロン酸注入

〇目の下のへこみにヒアルロン酸を注入し、影になっているくまを解消します。

ボトックス

〇ボトックスを注入すると、真皮層でコラーゲンが生成されます。そのため、肌にハリやつやが生まれます。