ピルの値段は1ヶ月いくらから?低用量やアフターピルの種類別に料金相場と保険適用の手段を解説

ピルの値段は1ヶ月いくらから?低用量やアフターピルの種類別に料金相場と保険適用の手段を解説

「ピルの値段って1ヶ月どれくらいかかるの?」
「ピルを料金相場よりも安く買う方法が知りたい!」

ピルは生理の負担を減らせるなどメリットが多いですが、1ヶ月あたりの値段が気になっている方もいるのではないでしょうか。

POINT

結論から言うと、ピルの値段は1ヶ月約4,000円が相場になります。(低用量ピルの場合)

スクロールできます
クリニック名低用量ピル超低用量ピル中用量ピルアフターピル
エニピル1,680〜4,700円4,180〜9,900円6,980円10,978円
スマルナ1,980〜8,980円1,980〜8,980円6,200円11,480〜12,480円
クリニック
フォア
2,255円1,950〜10,285円5,478円8,778〜9,680円
料金相場1ヶ月
4,190円
1ヶ月
6,213円
1シート
5,352円
1錠
10,680円

ピルの値段はピルオンラインクリニックや処方目的に基づく保険適用によって変動します。

クリニックを選ぶ際は、相場より安いかどうかを1つの基準として考えましょう。

本記事ではピルの値段相場費用を安く抑える方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事がおすすめの人
  • ピルの処方を受けたい人
  • ピルの値段を抑えたい人
  • ピルの自費診療と保険診療の違いが知りたい人
目次

ピルの値段は自費診療で1ヶ月2,000円から種類ごとに変動する

ピルの値段に関する種類別の図解

ピルの値段は自費診療の場合、1ヶ月2,000〜5,000円と処方内容に応じて大幅に変動します。

自費診療とは

公的な医療保険が適用されず、料金を利用者(患者)が全額負担する治療費のことです。
審美目的の美容医療など傷病の治療や生命維持に関わらない治療が自費診療(自己負担)に該当します。

自費診療でのピルの値段の目安として、相場とオンラインクリニックでの具体的な処方料金を表でご覧ください。

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クリニック名低用量ピル超低用量ピル中用量ピルアフターピル
エニピル1,680〜4,700円4,180〜9,900円6,980円10,978円
スマルナ1,980〜8,980円1,980〜8,980円6,200円11,480〜12,480円
クリニック
フォア
2,255円1,950〜10,285円5,478円8,778〜9,680円
料金相場1ヶ月
4,190円
1ヶ月
6,213円
1シート
5,352円
1錠
10,680円

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

ピルは種類によって継続的な服用が必要か、必要なときだけ服用すれば良いのかが異なります。

そのため、処方を受ける際は種類ごとの相場や継続の有無をもとに料金を支払い続けられるかどうか検討しましょう。

ピルの値段相場について、種類ごとに解説します。

低用量ピルの値段は1ヶ月2,000〜5,000円

低用量ピルの値段は、1ヶ月2,000〜5,000円が相場です。

低用量ピルの料金相場
エニピル1,680〜4,700円
スマルナ1,980〜8,980円
クリニックフォア2,255円
平均相場 1ヶ月あたり4,190円
(2,000〜5,000円)

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

クリニックによって2,000円台から8,000円台まで大幅に値段が変動する理由は、処方内容によるものです。

低用量ピルは新薬からジェネリック薬後発医薬品)までさまざまな種類があり、種類により値段も大幅に変わります。

ジェネリック薬とは

特許期間が切れた新薬を開発費を抑えて作った治療薬を指します。 成分や効果は新薬と同等の内容を期待できますが、開発費が抑えられているため値段が抑えられている点が特徴です。
※参考:PMDA|後発医薬品

特に低用量ピルで効果を得るためには継続的に服用し続ける必要があり、長期的な出費になります。

ピル処方を初月無料で利用できるクリニックもあるので、費用をなるべく抑えたい方にはぴったりでしょう。

低用量ピルは、処方内容や求める効果とともに月々の料金も医師とよく相談しながら服用しましょう。

以下で紹介するメデリピルは、低用量ピルを初月無料で処方してもらえるので是非参考にしてください。

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低用量ピルは、毎日飲む必要があるため初月無料で安く処方してもらえるメデリピルがおすすめです。

メデリピルは、医師の診察~ピルの受取までがLINEで完結するので手軽に利用しやすいでしょう。

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超低用量ピルの値段は1ヶ月2,000〜8,000円

超低用量ピルの値段相場は、1ヶ月2,000〜8,000円の間で変動します。

超低用量ピルの料金相場
エニピル4,180〜9,900円
スマルナ1,980〜8,980円
クリニックフォア1,950〜10,285円
平均相場 1ヶ月あたり6,213円
(2,000〜8,000円)

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

超低用量ピルは超低用量ピルよりも配合されているホルモン量が少なく、副作用を抑えつつ月経困難症などの治療を期待できることが特徴です。

一方で避妊効果は期待できないため、服用方法には注意しなければいけません。

新薬を選ぶ場合は月々8,000円を超える場合もあるため、予算や服用を目的をもとに処方を検討してください。

中用量ピルの値段は1シート4,000〜6,000円

中用量ピル(月経移動ピル)の値段相場は、1シート4,000〜6,000円です。

中用量ピルの料金相場
エニピル6,980円
スマルナ6,200円
クリニックフォア5,478円
平均相場 1 1ヶ月あたり5,352円
(4,000〜6,000円)

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

中用量ピルは毎日飲み続けるのではなく、月経移動が必要なときに処方してもらうことの多いピルの種類です。

国内の医療機関ではプラノバールのみ取り扱っており、クリニックごとの値段設定は単一です。

月経困難症などの治療を目的に中用量ピルを処方してもらう場合は保険適用される場合があるため、合わせて検討しておきましょう。

アフターピルの値段は1錠8,000〜12,000円

アフターピル(緊急避妊薬)の値段相場は、1錠8,000〜12,000円です。

アフターピルの料金相場
エニピル10,978円
スマルナ11,480〜12,480円
クリニックフォア8,778〜9,680円
平均相場 1ヶ月あたり10,679円 (8,000〜12,000円)

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

アフターピルは避妊に失敗した際、望まない妊娠を防ぐために服用する医薬品です。

そのため、継続的な服用ではなく必要なときに1錠単位で処方を受けて服用する必要があります。

アフターピルを薬局で購入する際も同様です。

1錠あたりの値段は8,000〜12,000円ですが、ピルの種類によって相場はさらに細分化されることが特徴です。

アフターピルの種類ごとの特徴
  • 72時間ピル(ノルレボ ほか)
    8,000〜9,000円
  • 120時間ピル(エラワン ほか)
    9,000〜12,000円

アフターピルは避妊失敗から所定の時間までに服用することで効果を期待できます。

クリニックによってはアフターピルが当日自宅に届くので、すぐに服用したい方にぴったりでしょう。

アフターピルは性行為後からできるだけ早い段階で服用することで、高い避妊効果を得ることができます。
そのため、クリニック選びは、配送スピード診療時間など手元にピルが届くまでの早さを基準に検討してください。

緊急避妊が必要な際は、アフターピルを服用できるタイミングをもとに種類と値段相場を確認しておきましょう。

エニピルソクピルは、24時間診療対応などスピードが魅力のサービスなので、是非参考にしてください。

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アフターピルは、なるべく早い服用が求められるため24時間診療のエニピルがおすすめです。

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ピルの値段を安く抑える方法には保険適用やまとめて処方がある

ピルの値段を安く抑えるには、保険適用をはじめ複数の工夫が挙げられます。

ピルの値段を抑える方法
  • ピルのまとめて処方を受ける
  • ジェネリックのピルを選ぶ
  • オンライン診療でピルの処方を受ける
  • 医療機関を受診して保険適用を受ける

低用量ピルなど継続的なピル処方が必要な場合、クリニックのまとめて処方やジェネリック薬を選べば月々の値段を抑えられます。

また、月経困難症などの治療を目的とする場合は、保険適用を視野に医療機関を選べば1,000円台からピル処方を始められるでしょう。

ピルの値段を安く抑えられる4つの方法について、それぞれ解説します。

ピルのまとめて処方を受ける

低用量ピルや超低用量ピルの継続的な服用を考えているのであれば、6ヶ月以上のまとめて処方がおすすめです。

オンラインクリニックのなかには、手軽かつ1ヶ月あたりの値段を抑えられるよう、まとめて処方に対応しているところもあります。

クリニックフォアの料金例をもとに、月々の処方料金をご覧ください。

スクロールできます
クリニックフォア12ヶ月まとめて
定期処方
6ヶ月まとめて
定期処方
1ヶ月
定期処方
低用量ピル
マーベロン
27,050円
1ヶ月あたり2,255円
14,696円
1ヶ月あたり2,450円
2,783円
超低用量ピル
フリウェルULD
36,458円
1ヶ月あたり3,039円
20,783円
1ヶ月あたり3,464円
6,077円

定期配送は6〜12ヶ月の処方料金を一括で支払うため、1回で支払う値段自体は増えます。

しかし、1ヶ月あたりのピルの料金で見ると費用は大幅に抑えられるため、継続的な服用を考えている方にぴったりです。

低用量ピルや超低用量ピルの継続服用を考えているのであれば、まとめて処方や定期処方の利用を検討してみてください。

ジェネリックのピルを選ぶ

ピルの値段を安く抑えたいのであれば、ジェネリック薬を選ぶことも選択肢の1つです。

ジェネリック薬(後発医薬品)は特許期限が切れたピルを開発費を抑えて製造しているため、処方価格が抑えられています。

低用量ピルのほか、アフターピルにもジェネリック薬はあります

そのため、ジェネリック薬の取り扱いを確認のうえピル選びを工夫すれば、値段をさらに抑えられるでしょう。

ただし、ジェネリック薬は体質との相性などにより新薬と異なる効果や副作用が起きる可能性がある点は、知っておきたいポイントです。

配合内容により新薬では起きなかった副作用が起きたり、求めていた効果を十分に期待できない可能性もあります。

そのため、値段を抑える目的でジェネリックのピルを服用する際は、体調の変化にも十分に注意してください。

オンライン診療でピルの処方を受ける

ピルの値段を抑えるのであれば、オンラインクリニックで処方を受けることもおすすめです。

オンラインクリニックで処方を受けることには、ピルの値段において以下のメリットがあります。

オンライン処方で値段を抑えられる理由
  • ピル処方において通院が必要なく交通費を抑えられるため
  • 待合室や受付対応などクリニック側の経費を抑えられるため

オンライン処方は利用者側とクリニック側の両方から見て値段を抑えられる理由があります。

加えて、自費診療は医療機関が独自で値段を設定できる診療方法でもあり、クリニックにより料金が大幅に変動します。

ピルのオンライン処方を受ける際は、クリニックごとの値段設定とピルの種類ごとの料金相場を確認のうえ、利用を検討しましょう。

医療機関を受診して保険適用を受ける

ピル処方の目的によっては、保険適用された価格で処方を受けられる可能性があります。

保険適用されると自己負担額が原則3割になり、以下の価格帯でピルの処方を受けられます。

保険適用されたピルの価格相場
  • 低用量ピル・超低用量ピル
    1ヶ月あたり600〜2,000円
  • 中用量ピル
    1ヶ月あたり500〜1,000円

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

保険適用されるとピルの値段を大幅に抑えられますが、保険適用は月経困難症など治療目的でのピル処方でのみ認められています。

すべての種類や状況で保険適用を受けられるわけではない点には注意したうえで、保険適用の選択肢について考えてみてください。

ピルが保険適用されるには処方目的やピルの種類に条件がある

ピルの値段を抑える方法として保険適用も選択肢の1つですが、保険適用のピル処方を受けるには種類や条件に決まりがあります。

保険適用のピル処方
  • 月経困難症など治療が必要な病状と診察された場合に適用される
  • 保険適用でピル処方を受けるには保険医療機関を受診する必要がある
  • 処方されるピルは治療効果を期待できる種類に限られる

公的な医療保険は傷病の治療を目的とする場合のみ適用されるため、医師の診察により治療が必要と判断される必要があります。

保険診療が認められているピルの種類には限りもあるため、保険診療でのピル処方を考えている場合は慎重に検討しましょう。

ピルの値段を抑えるため保険診療を利用するための注意点について、詳しく解説します。

月経困難症など治療が必要な病状と診察された場合に適用される

保険適用でのピル処方は、月経困難症など治療が必要と医師に診断された場合にのみ受けられます。

ピルの保険適用が認められる診断内容
  • 重い生理痛やPMSなど月経困難症と診断された場合
  • 強い腹痛など子宮内膜症と診断された場合
  • 不正出血や生理による吐き気・便秘治療を目的とする場合

月経困難症子宮内膜症などの治療を目的に「ピルの処方が妥当」と医師に診断された場合は、保険適用でピルの処方を受けられます。

クリニックによっては、痛みが軽度であっても保険診療でピル処方を受けられる場合もあるでしょう。

そのため、月経に悩んでいる場合は保険診療を受け付けているクリニックを受診してピル処方について相談することがおすすめです。

保険適用でピル処方を受けるには保険医療機関を受診する必要がある

保険診療でピル処方を受ける場合は、保険医療機関であるか確認のうえ受診しましょう。

保険医療機関とは

保険適用による治療を受け付けている医療機関です。
地方厚生局により保険医療機関として一覧が公開されています。

ピルの保険診療はすべてのクリニックで受け付けているわけではありません。

オンラインクリニックや産婦人科のなかには自由診療(自費診療)のみを扱うところもあります。

そのため、保険適用を考えている場合は保険診療を受け付けているクリニックであるかも確認のうえ受診してください。

すべてのクリニックではありませんが、オンラインクリニックにも保険適用のピル処方を受け付けているところがあります。

ピル処方を手軽かつ安い値段で受けたい場合は、オンライン受付している保険医療機関の受診がおすすめです。

処方されるピルは治療効果を期待できる種類に限られる

保険適用されるピルは種類に制限があり、すべてのピルが保険適用されるとは限りません。

保険適用されるピルの代表例
  • 低用量ピル
    フリウェルLD/ルナベルLD ほか
  • 超低用量ピル
    ヤーズ/ヤーズフレックス/ドロエチ ほか
  • 中用量ピル
    プラノバール

もちろんいずれの種類も、治療目的であることが前提で保険適用されます。

ピルの処方を受ける際は、治療目的であることと保険適用が認められているピルの処方を受けることを前提に利用しましょう。

以上をふまえて、保険適用になる場合とならない場合のピル処方についてまとめます。

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保険適用になる場合
  • 月経困難症などの治療目的でピル処方を受ける場合
  • 保険医療機関を受診してピル処方を受ける場合
自費診療になる場合
  • 月経移動や肌荒れ予防など治療以外でピル処方を受ける場合
  • 保険医療機関以外でピル処方を受ける場合

ピル処方の値段を抑えたい方は、自分が保険診療を受けられるかどうかも検討したうえで、受診するクリニックを選んでください。

ピルの値段を抑える注意点は診察料や処方目的を確認しておくこと

ピルはあくまでも治療や月経の負担を減らすことを目的に服用するもののため、注意点を守って値段を検討する必要があります。

ピルの値段を抑える注意点
  • クリニックごとに診察料や配送料が別途かかる場合がある
  • ピルの処方を受ける目的を明確にしておく
  • ピルの種類により体質との相性や副作用が異なる

特にオンライン診療を利用する場合は、ピルの値段だけでなく診察料などピル処方に別途かかる料金も把握しておくことが大切です。

加えて、ピルは種類により効果や副作用が異なるため、効果も確認のうえ綿密な服用計画を立てましょう。

ピルの値段を抑える注意点3つについて、詳しく解説します。

クリニックごとに診察料や配送料が別途かかる場合がある

ピルの処方を受ける際は、ピルそのものの値段だけでなく診察料や配送料も確認しておきましょう。

ピルの値段以外にかかる料金例
  • 医師による診察料(初診料/再診療)
  • オンライン処方にかかる配送料
  • 副作用を抑える別途の痛み止めの処方料金

クリニックによっては、診察料や配送料が別途設けられている場合があります。

特に配送料はオンライン診療ならではの料金であり、処方回数に応じて複数回発生する可能性があるため、総額の確認が必要です。

ピルの値段以外にかかる料金を抑えるポイントとして、以下が挙げられます。

ピルの値段以外にかかる費用を抑える方法
  • 診察料や配送料がかからないオンラインクリニックを選ぶ
  • まとめて配送で配送料がかかる回数を減らす
  • 副作用のリスクが少ない種類のピルを選ぶ

ピルは別途料金がかかる可能性もふまえて、総額も想定した処方計画を立てましょう。

ピルの処方を受ける目的を明確にしておく

ピルの値段を抑えるため、処方を受ける目的を明確にしておくことも大切です。

ピルの処方目的が月経困難症や子宮内膜症の治療であれば、医師の診察により保険適用される可能性があります。

保険適用されればピルの値段は3割負担になるため、費用を抑えて処方を受けられるでしょう。

一方で、月経移動や緊急避妊は原則として自己負担で処方を受けなければいけません。

その場合は、保険診療以外で値段を抑える方法を検討する必要があります。

保険診療以外でピルの値段を抑える方法
  • オンライン診療など交通費や人件費を抑えられる受診方法を選ぶ
  • 値段を抑えてピルの処方プランを提供するクリニックを選ぶ

ピルの処方を受ける際は相場の値段もふまえて、自分に合った治療方法に対応したクリニックや処方プランを選んでください。

ピルの種類により体質との相性や副作用が異なる

ピルは値段だけでなく、処方内容にも注目して必要な種類を選びましょう。

ピルには複数の種類があり、内容により期待できる効果が異なります。

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ピルの種類主な効果
低用量ピル1.月経困難症や子宮内膜症の治療
2.望まない妊娠の防止
3.ホルモンバランスの崩れによる肌荒れの予防
超低用量ピル1.月経困難症や子宮内膜症の治療
2.ホルモンバランスの崩れによる肌荒れの予防
中用量ピル1.月経困難症や子宮内膜症の治療
2.月経日の移動
アフターピル1.避妊失敗後の望まない妊娠の防止

同じピルの種類でも期待できる効果には違いがあり、自分の悩みや求める効果に応じた種類を選ぶ必要があります。

ピルの種類により値段相場は変わるため、ピルの値段を確認する際は処方を受けたいピルの種類を確認のうえ検討してください。

ピルの値段が気になる方向けのよくある質問Q&A

ピルの値段が気になる方なら知っておきたいことを、Q&A形式で紹介します。

ピルの値段に関するQ&A
  • ピルは通販やドラッグストアで市販されていますか?
  • 高校生がピルを買う場合は値段が変わりますか?
  • 避妊目的のピルはなぜ自己負担になるのですか?
  • 保険適用と自費診療のピルの違いを教えてください

ピルの処方を受ける際は、購入方法や処方目的をもとに値段を検討することも大切です。

購入方法や保険適用の有無によって料金は大幅に変動するため、ピルの値段は目的をもとに慎重に検討しましょう。

ピルの値段に関するよくある質問4つへの回答を詳しくご覧ください。

ピルは通販やドラッグストアで市販されていますか?

ピルは通販サイトやドラッグストアで市販されていません

ピルは2024年10月時点で、医師の診察が必要な処方薬であるためです。

入手するには必ず医療機関で医師の診察を受ける必要があるため、クリニックの受診を検討してください。

入手方法には海外通販サイトからの個人輸入もありますが、個人輸入には以下のリスクがあります。

個人輸入するリスク
  • 海外で流通する粗悪品偽造薬を購入してしまう
  • 体質との相性の悪さや副作用に気付けないまま服用してしまう
  • 健康被害が出ても国内の医療制度や保証が適用されない

個人輸入したピルは万が一の健康被害に備えられないなどのリスクがあるため、ピルを入手する際は必ず国内の医療機関を受診しましょう。

オンライン処方であれば、自宅にいながら通販感覚でピル処方を受けられます。

高校生がピルを買う場合は値段が変わりますか?

高校生がピルの処方を受ける場合も、基本的に値段は変わりません。

ピルは本人の年齢によって値段が変わらないため、年齢を問わず自分に必要なピルの処方を検討してください。

ピルの値段が変わる場合
  • 診察により想定とは異なる種類のピルの処方を受ける場合
  • 18歳未満のピル処方を受け付けているクリニックに候補を絞る場合

ただし、ピルは種類によって値段が異なり、以下の場合は想定していた予算とは異なる値段でピル処方を受ける必要があります。

ピルには複数の種類があり、内容により値段が変わります。

加えて、クリニックのなかには安全上の理由から18歳以上のピル処方のみ受け付けている場合もあります。

高校生でピル処方を受ける際は、高校生へのピル処方を受け付けているか、必要なピルを取り扱っているか確認のうえ受診してください。

避妊目的のピルはなぜ自己負担になるのですか?

避妊目的のピルは傷病の治療を目的としない種類のため、保険適用されません

保険診療は基本的に傷病の治療を目的とする場合のみ適用されるため、避妊が目的の場合は自己負担が求められます。

そのため、緊急避妊薬として取り扱いのあるアフターピルは、基本的にいかなる場合も自己負担で処方を受ける必要があります。

継続的かつ正しい服用で避妊を期待できる低用量ピルや中用量ピルは、治療目的であれば保険適用される場合があります。

もちろんピルの服用目的を偽って受診してはいけません。

しかし、避妊とともに月経困難症などの症状に疑いがある場合は、保険診療を利用することも選択肢の1つです。

保険適用と自費診療のピルの違いを教えてください

保険適用自費診療のピルの違いとして、以下が挙げられます。

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 保険適用のピル(LEP)自費診療のピル(OC)
特徴・月経困難症などの治療を見込める
・国内承認された種類のピルである
・数ヶ月に1回は健診を受けて体調に問題がないか確かめる必要がある
・月経移動や避妊を目的に処方される
・国内承認されているもの以外も選べる
主な種類第1世代(ルナベルULD/フリウェルULD/ルナベルLD/フリウェルLD)
第2世代(ジェミーナ)
第4世代(ヤーズ/ヤーズフレックス/ドロエチ)
第1世代(シンフェーズ)
第2世代(トリキュラー/アンジュ/ラベルフィーユ)
第3世代(マーベロン/ファボワール)

ピルの処方目的や種類によって、保険適用の可否は変わります。

処方目的によってはLEPに分類されるピルも自費診療で処方を受ける必要があるため、目的も明らかにしたうえで受診を検討しましょう。

まとめ:ピルの値段相場を確認のうえ計画的な服用を検討しよう

ピルの値段は種類により1ヶ月2,000〜5,000円ほどで処方されており、種類により相場は大幅に変わります。

ピルの値段(自己負担)
  • 低用量ピル:1ヶ月2,000〜5,000円
  • 超低用量ピル:1ヶ月2,000〜8,000円
  • 中用量ピル:1シート4,000〜6,000円
  • アフターピル:1錠8,000〜12,000円

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

ピルの種類選びやまとめて処方の利用により、値段を大幅に抑えられる場合もあり、ピルは選び方や処方方法にこだわることも大切です。

加えて、月経困難症などの治療目的であれば低用量ピルは月々1,000円前後から処方してもらえるため、目的に合わせて保険診療も検討しましょう。

ピルの服用を考えている方は、服用目的や種類をもとに、自分に合ったクリニックを受診してみてください。

どのクリニックで処方しようか迷われている方は、以下をぜひ参考にしてください。

スクロールできます
クリニック名低用量ピル超低用量ピル中用量ピルアフターピル
エニピル1,680〜4,700円4,180〜9,900円6,980円10,978円
スマルナ1,980〜8,980円1,980〜8,980円6,200円11,480〜12,480円
クリニック
フォア
2,255円1,950〜10,285円5,478円8,778〜9,680円
料金相場1ヶ月
4,190円
1ヶ月
6,213円
1シート
5,352円
1錠
10,680円

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

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